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これから始める方におすすめのノートを揃えました。

2018.10.25 話題の手帳術「バレットジャーナル」。
これから始める方におすすめのノートを揃えました。


スケジュールやタスクを箇条書きにして思考を整理する手帳術「バレットジャーナル」。
海外で生まれたステーショナリーのムーヴメントで、InstagramやPinterestといった
画像投稿SNSを中心に、オリジナリティ溢れる活用術が注目を集めています。
気になっていた方も、「そもそも、バレットジャーナルってなに?」という方にも、
その魅力と、最初の1冊にふさわしいノートを紹介します。

まずは唯一の公式ノート、LEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム)の
「バレットジャーナル」からご覧ください。

「バレットジャーナル」は、ニューヨーク在住のプロダクトデザイナー、
ライダー・キャロル氏によって考案されたもの。
ドット罫のノートを自分なりにアレンジし、手帳として活用する方法で、
「KEY」と呼ばれる点や記号を使ってやることを書き出します。
既成のスケジュール帳に比べて自由度が高く、1冊でタスクを管理できるのが特徴。
その役割を「過去を追跡し、現在を整理し、未来を計画するもの」と定義する
ライダー・キャロル氏が、自らのアイディアを表現したのがこのノート。

上の画像は、表紙を開いた最初の見開き「KEYページ」。
「・」=やること、「×」=完了したこと、といった記号が書かれています。
この単純明快なルールと箇条書きで、素早く記録するのが基本です。

KEYページに続いて、目次となる「INDEX」、未来の計画を立てる「FUTURE LOG」、
自由に使える5mm幅のドット罫が続きます。
FUTURE LOGは、数カ月から1年後までの予定や目標を書き込む年間ログ。
例えば、見開きを6等分にして半年先までのスケジュールを可視化します。
はっきりと決まっていない予定でも、気にせずに記載するのがポイント。
予定の詳細はドット罫で、マンスリーログ、デイリーログを記して管理します。

各ページへのスムーズにアクセスするための3本のリボンスピンや、
筆記を邪魔することのないライトグレーのドット罫、
絶妙なカラーのハードカバーまで、こだわりの詰まった1冊です。

バレットジャーナルに欠かせないのが、ページ番号。
LEUCHTTURM1917のノートには、各ページにあらかじめ番号が振られています。
INDEXにページ数と、内容を箇条書きで記録。
例えば「P8~10 1月マンスリーログ」とメモすることで、
追記したいページや読みたいページをすぐに見つけることができます。
ノートで思考を整理するためには、スマートな検索性が欠かせません。

LEUCHTTURM1917では、定番シリーズもバレットジャーナルにおすすめです。
公式ノートのような「KEYページ」や「FUTURE LOG」はないものの、
目次となる「CONTENTS」とドット罫があり、A5サイズ相当のサイズも変わりません。
鮮やかなカラーバリエーションが揃い、自分に合ったカラーが見つかります。

上の画像のプレーンなカラーに加え、レイアウトが赤い「レッドドット」もあります。
ページの小口やページ番号、スピンまで赤を採用した特別仕様です。

定番シリーズにウィークリーログを書き込んだサンプルがこちら。
見開きを1週間に区切り、毎日のタスクを記号と箇条書きで記入。
シンプルながら、今やるべきことを把握できます。
左上には、やることや目標をリスト化した「ハビットトラッカー」も。
サンプルでは「English」「Cooking」「SNS」といった項目が書き込まれています。
達成できた日に印をつけることで、習慣の達成度が一目瞭然です。

フランスの老舗紙メーカー、Clairefontaine(クレールフォンテーヌ)からも
バレットジャーナルとして使える「アージュバッグ マイエッセンシャル」が登場しています。
コンテンツ、ページ番号、自由に使えるドット罫と必要な要素を備えつつ、
一番の特徴は、紙へのこだわりを感じられること。
自社製紙工場で作るベラム紙を使用し、滑らかな書き心地を追及。
しなやかで耐久性に優れ、万年筆で筆記してもインクが裏写りしません。
184ページのドット罫がありながら320gと軽量なのは、表紙も紙製だから。
紙といっても、しっかりとした厚みがあり、深いシボ柄入りで重厚感があります。
毎日持ち運ぶなら、この軽さは嬉しいポイントです。

こちらは、ブロックメモが世界80ヵ国以上で愛されるRHODIA(ロディア)のアイテム。
縦型のブロックメモとは異なり、製本された横型ノートタイプの「ゴールブック」です。
年号のない「パーペチュアルカレンダー」という珍しいフォーマットが2種も備わっています。
見開き6カ月の縦型リスト式カレンダーと、たっぷりとメモできる横型カレンダー。
日付が入っていないため、いつからでも自由に使い始めることができます。
プロジェクトの進捗管理や、目標達成までの記録にも活躍しそうです。

使い方のアイディアが広がるバレットジャーナル。
SNSでハッシュタグ「#bulletjournal」「#bujo」で検索すれば、
世界中の様々な活用アイディアを覗くこともできます。
1冊に向かい合うことで、人生をより丁寧に過ごすきっかけを与えてくれるノート。
2019年の手帳に迷ったら、バレットジャーナルを始めてみるのはいかがでしょうか?

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