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2019.11.28 DELFONICS 渋谷店バイヤーが今、個人的におすすめしたいデスクトップ文具4選


こんにちは。DELFONICS 渋谷のバイヤーです。
2019/11/22(金)、DELFONICS 渋谷がオープンしました。渋谷店は、私たちとしても思い入れの深い店舗です。このオープンをきっかけに、渋谷店のバイヤーによる連載「Modern Contemporary Stationery」を始めます。毎月1回、おすすめの商品をピックアップしていきますので、ぜひお楽しみください。

商品をご紹介する前に、タイトルの「Modern Contemporary Stationery」についてお話ししたいと思います。一言で伝えるならば、デルフォニックスが今あらためてセレクトする「現代の文具」。これまでに大切にしてきた重厚でクラシカルな印象から、軽やかさ、シャープさといったイメージへの転換を表明したキーワードとして考えています。それでいて、持つだけで、ちょっと背筋が伸びるような緊張感、高揚感は変わらずに。感覚的なものなので、言葉に表すことは難しいですね。

例えば、お財布というアイテムを例にするならば、数年前までは、革の長財布のような重厚感があるものが人気でした。でも、今は小さくて軽く、持ち歩きやすいものが人気。そんなミニマルで軽やかな、現代のライフスタイルに似合うアイテムをお届けしたいと思っています。

さて、初回のテーマは「デスクトップ小物」。本日は、ミニマルな机の上にも、アクセントとして気軽に導入できるプラスワンアイテムを4つ選んでみました。地球儀、メモ、ふせん、テープディスペンサーです。地球儀は、広い机の上や本棚にあった方がいいですね(笑)。現代では、特に必需品ではないと思いますが、ロマンを感じさせる空間演出のアイテムです。仕事に疲れたとき、ふっと目に留まると世界への想像を広げてくれます。写真は、台座を佐藤オオキさんが中心となったデザインオフィス、nendoがデザインした「コロナミニ スチール台」。地球儀と言えば、木製で重厚感のある商品が多いのですが、こちらはスチール製で軽くスタイリッシュな雰囲気が特徴的です。

紙ものは、2019年に東京都荒川区に誕生した、やまま文具という工房の商品。洗練された配色とフォルムにひかれてセレクトしました。「四方色付けメモ」は、側面がすべて異なる色にカラーリングされたメモです。色付けのための顔料の調合や、書き味にもこだわって作られています。そしてこちら、ホックが付いたケースを開けてみると……そう、ふせんです。この「やさしい色のふせん」も、色の組み合わせが特徴的。持ち運ぶシーンを想定したデザインもいいですね。

最後に紹介するのは、「AJI PROJECT CLUMN テープディスペンサー」。香川県で採掘される庵治石(あじいし)を素材にした商品です。AJI PROJECTは、地域の産業である庵治石の魅力を知ってもらおうと、2012年にスタートしたプロジェクト。このディスペンサーは、ずっしり重量がありますね。安定して使えると思います。ただし、見た目にはシャープでクール。どことなく温度感の低さを感じさせる佇まいが魅力だと思い、セレクトしてみました。連載の初回ということで、駆け足でのご紹介となりましたが、何か新しい発見はありましたでしょうか。次回は、アルゼンチン発の革ブランドをお伝えしようと思っています。お楽しみに。

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