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2018.9.3 今年らしい、手帳のデザインとは?
定番の手帳「ラベンナ」が9年振りにリニューアル。


デルフォニックスの手帳の中でも歴史が古く、定番として人気の「ラベンナ」。

合皮ながら本革のように滑らかなカバーの質感。
柔らかなカーブを描くフラップと、ロゴがのぞくようセットされた木軸ボールペン。
シンプルな中に、わずかな遊び心が機能として落とし込まれている手帳で、
持つ人のこだわりを、さりげなく感じさせてくれるのが魅力です。

今回の2019年版手帳では、そんなラベンナのデザインリニューアルを実施。
これまでの魅力はそのままに、より今年らしくアップデートされています。
今年らしい、手帳のデザインとは? 商品を企画したデザイナーに聞きました。

左側が、旧デザインのラベンナで、右側がリニューアル後のデザインです。
デザイナーいわく「重厚よりも、軽くスマートになるよう目指した」とのこと。

写真で見ると、フラップ部分のホックが変更になったことがすぐに分かりますが、
それ以上に、手に取ったときの軽さとスマートな印象が大きな変更点。
「薄く、カチッとした佇まいを目指した」というフォルムが、今年らしい印象です。

では、そのスマートさを出すために、どのようなデザイン変更をしたのでしょうか。
まず1つ目は、端の仕上げの変更です。

「ヘリ返しから、裁ち落としにしてコバ塗りにしています」とのことですが、
写真の左側がヘリ返しで、右側が裁ち落とし+コバ塗り。
ヘリ返しは生地を折り返しているため厚みが出てしまいますが、
裁ち落としにすることでその分の厚みが軽減できています。

「コバ」とは革の裁断面のことで、ニスや染料などのコーティング材を塗って、
滑らかに仕上げることを「コバ塗り」と言います。
丁寧に塗り重ねられたコバの仕上がりが、上品な印象を与えてくれます。

2つ目の変更点は、冒頭でも触れたフラップ部分のホックです。
旧デザインの小さなボタンタイプから、マグネットで留まる隠しホックに変更。
「カチッと、気持ちよく留まるよう仕上げました」とのことで、
表面の手触りに加えて、開閉時の心地よさもラベンナの特徴の1つとなりました。

リニューアル背景の一部とはなりますが、
今年のデザイントレンドと、ラベンナの魅力は伝わりましたでしょうか?
このように、定番の手帳も時代に合わせて細かなアップデートを重ねています。
ラベンナとともに、よりスマートでスタイリッシュな2019年に。
その他にも、長年の工夫が詰まった手帳を多数ご用意しています。

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