Home > 特集 > 「旅するロルバーン」イベントレポート


Event Report 旅するロルバーンでの旅記録のつくりかた

“旅するロルバーン”のアドバイザーであり、
コラボレーションアイテムを一緒に作った堤信子さんをお迎えして-。
先日開催されたワークショップの模様をお届けします。

2024年冬開催・ユーザー向けのワークショップ
旅するロルバーン

旅をしながら保存やメモをすることで、
さっとその瞬間をストックすることができる「旅するロルバーン」。
デルフォニックス本社では2024年2月に
その魅力と使い方を体験できるワークショップ
「旅するロルバーンでの旅記録のつくりかた」を開催。
その模様をお届けします。

旅にまつわるミニトークライブ

スタッフ向けの前回に続き、二度目となる今回は初めてユーザーの皆様を対象として開催。イベントにはゲストとして、「旅するロルバーン」のアドバイザーであるフリーアナウンサーの堤信子さんをお迎えしました。これまでにさまざまな「旅」や「文具」にまつわるお仕事をされてきた堤さんと、買い付けや展示会で海外に行くことも多いデルフォニックス デザインディレクターの佐藤達郎。「旅と文具」という共通点のある二人によるミニトークライブからイベントがスタートしました。

旅先で出会ったものや経験が、その後のクリエイティブなアイディアや仕事に繋がる経験をしてきた二人の、「旅先の記憶を留める」ことへの共通する価値観が元となった「旅するロルバーン」。さまざまなノートで試行錯誤しながら“旅のかけら”をストックしてきた堤さんは「つい持ち帰りたくなる包み紙やカードをさっと入れてメモできる紙製のポケットリフィルがあったらいいなと思っていた」と開発のきっかけを話します。さらに、佐藤が最近の旅の中でインスピレーションを受けたものや空間について、実際に現地で佐藤自身が撮影した数々の写真とともに繰り広げられる旅のエピソード。デルフォニックスのステーショナリーを使ってくださっている皆様にも、 物作りの背景にある思いを共有できた時間となりました。​

実際に旅ノートを作るワークショップ

続くプログラム「旅するロルバーン」の使い方を体験するワークショップでは、堤さんが講師役に。会場では実際に旅行へ持って行った堤さんの「旅するロルバーン」や、コラボレーションデザインの元となったデッドストックの紙物の展示も行いました。ポケットが付いたクリアタイプの表紙には、お気に入りのポストカードやステッカーを入れて、オリジナルな表紙の旅ノートにアレンジ。一冊一冊に詰まった旅の思い出やこだわりについて聞きながら、使い方のイメージが湧いてきます。

参加者の皆様にはご自身の「旅のかけら」やシールやマスキングテープなどのデコレーションアイテムを持参いただきました。初対面でも「どこに旅行へ行った時の写真ですか?」「そのマスキングテープの貼り方真似してもいいですか?」と、 テーブルに広げられた紙物をきっかけに各所で会話が弾み、会場はとても賑やかな様子。堤さんからのアドバイスや近くに座った人とのアイディア交換をしながら、実際に手を動かしてリフィルの組み合わせや記録の仕方を試行錯誤し、自分だけの旅ノート作りが進んでいきます。

思い出が詰まった「旅するロルバーン」 

ワークショップが進み、少しずつ厚みの増していく「旅するロルバーン」。ドイツ旅行で立ち寄った場所のメモを見ながら残す手書きのマップや、親子で行った世界一周船旅での景色や食べ物の写真。早速「旅するロルバーン」のラベルとともに今日のイベントの思い出を綴っている方や、愛用しているロルバーン ダイアリーの表紙と同じ場所へ訪れた京都旅行の写真を持参している方、会場の一角に設けたキヤノン製ミニフォトプリンター「iNSPiC」体験コーナーを利用し、その場で写真をプリントして貼り付けている方も。

イベントが決定してから当日までの間にちょうどハワイへ旅に行ってきたという方は、現地で見つけたかわいいドリンクの蓋やアメニティのパッケージを持参。「普段は捨ててしまいそうなものも、旅するロルバーンにまとめようと、こうして持ち帰るきっかけとなりました」と話します。イベントの終了後は、ワークショップで仲良くなった方々が楽しそうに話しながら一緒に帰っている姿も。「旅するロルバーン」を通じて共に旅の経験を振り返り、誰かと分かち合うことで、新しい出会いが生まれ、また記録に残したくなる。そんな時間となりました。

2023年夏開催・スタッフ向けのワークショップ

いつか人生を変えるきっかけになるであろう旅の瞬間を記録する──そんなテーマのもとで開発されたこのアイテムの魅力を自身の体験として知るべく、デルフォニックス本社では新作の発売に先駆け、スタッフ向けのワークショップイベント「旅するロルバーンでの旅記録のつくりかた」を開催。本商品の開発にアドバイザーとして参加された堤信子さんをゲストにお招きしました。イベントは、堤さんとデルフォニックスの代表/デザインディレクターである佐藤達郎とのトークセッションからスタート。二人の出会いは、お互いが関わったあるアパレルブランドの新作発表会の場だったそう。

これまで「旅」と「文具」に関する著書を多く発表されてきた堤さん。そのうちのひとつ「TOKYO文具・雑貨散歩 旅鞄いっぱいの東京」には佐藤へのインタビュー記事も掲載され、その取材後に繰り広げられた文房具の話のなかで、堤さんが口にした「私、旅のノートが作りたいんです」という言葉が今回の企画の発端だったと佐藤は語ります。「『旅するロルバーン』っていうキーワードがコピーとしてもすごくいいなと思ったし、旅先で出会ったものを単に記録して終わるんじゃなくて、それをまた次のクリエイティブに活かすとか、『その先』にも繋げていってもらいたいと思ったんだよね」

それを受け、堤さんは「博物館のチケットやポストカード、喫茶店の紙ナプキン……私はもう、ありとあらゆるものを持って帰りますね。持ち帰ったものをいろいろなノートに一生懸命貼って、旅日記を仕上げます」と続けます。「ハワイに行ったときは、ソフトクリームのコーンに巻かれていた紙も持って帰りました(笑)。もちろん、その紙もノートに貼りましたよ」──と、「旅を記録することの楽しさ」が伝わるエピソードが次々と飛び出します。「ただ、どのノートも少し不便だなと感じるポイントがあって……その経験から、こうだったらいいのに、を詰め込んだのが、『旅するロルバーン』なんです」と、企画の背景を教えてくれました。

さらに、文具好き同士だからこそのマニアックな一面も披露され、二人がともに収集しているという万年筆の話題では「イタリアのものは色気があって、どこか壊れやすい。だけどそこが憎めないし、可愛らしい」と大盛り上がり。そんな対談のあとにはいよいよワークショップが行われ、堤さんの旅日記の実物を目にしたり、スタッフそれぞれが手を動かして自分だけの「旅するロルバーン」を作り上げたりすることで、旅を記録すること自体がものづくりである──クリエイティブの延長線上にあるということを体感。旅の記録を通じてものづくりの喜びを知る。今回は、そんな機会も得たイベントとなりました。

【旅するロルバーン】
ロルバーン フレキシブル
カバー 360°
スヴニールL
※完売
¥2,530(税込)
【旅するロルバーン】
ロルバーン フレキシブル
カバー 360°
スヴニールA5
※完売
¥2,750(税込)

【旅するロルバーン】
ロルバーン フレキシブル
カバー 360°
スヴニールL
※完売
¥2,530(税込)
【旅するロルバーン】
ロルバーン フレキシブル
カバー 360°
スヴニールL
※完売
¥2,530(税込)
旅するロルバーン
How To Use

旅の瞬間を記録することができる「旅するロルバーン」。
中身のリフィルに注目し、
仕上げるためのポイントを紹介します。

「旅するロルバーン」の使い方を見る