こだわりのペンは持っていますか?
見た目のデザインや作り、書き味など、
こだわりを持って選んだペンは
書くことを楽しくさせ、気持ちを高めてくれるもの。
そんな特別なペンと出会うきっかけができたらと
スタートしたこの連載。
第3回となる今回は、ブランドの歴史や技術、
思いが込められた魅力あふれるボールペンをピックアップ。
ノートを開いて、頭の中を整理する。
手帳を開いて、先の計画を立ててみる。
そんな時に使いたい、こだわりの1本をお選びください。
1本目は、エレガントで洗練された筆記具で知られるフランスの老舗メーカー、
WATERMAN(ウォーターマン)の「アリュール ボールペン」。
スリムでスタイリッシュなスライドノック式のボールペンです。
現在の万年筆の仕組みを生み出したといわれるウォーターマン。
実は、ペンのキャップに世界で初めてクリップを付け、
ポケットに差して簡単に持ち運べるようにしたのも同メーカーです。
「アリュール ボールペン」にももちろん、
ブランドロゴが入ったシルバーのクリップが付属しています。
フランス語で“魅力”を意味する
「アリュール」という名にふさわしい
淡いパステルカラーの軸は、
光沢を抑えたマットバニッシュ加工が施され、
ウォーターマンらしいエレガントさを感じさせてくれます。
「アリュール」シリーズは
ウォーターマンのエントリーモデル。
はじめて高級筆記具を使う人にこそ
おすすめしたいボールペンです。
続いては、1887年に創業した日本の筆記具メーカー、
三菱鉛筆の3色ボールペン「ジェットストリーム プライム」。
滑らかな書き心地はそのままに、操作性にも優れた多色ペンです。
注目したいポイントは、新開発のノック機構。
ノック部分が溝に落ち込まない構造となっているため、
片手でも流れるようにペン先を出して使えます。
先軸は真鍮、中軸はステンレス、後軸はABS樹脂と、
パーツごとに素材が異なります。
ボディは一見、なめらかでミニマルな印象ですが、
手に取ると適度な重さを感じます。
重心はペン先寄りで、筆記時にペン先がずれることなく
スムーズな書き心地を楽しめます。
インクは、シリーズではおなじみの、
独自の低粘度油性インク「ジェットストリームインク」を使用。
さらさらとした画期的な書き味が特徴です。
シンプルな見た目ながら、こだわりの詰まった1本です。
3本目は、イギリスの老舗メーカー、
PARKER(パーカー)の「ベクターXL ローラーボール」。
パーカーの象徴でもある矢羽の形のクリップが付属した
キャップ式タイプの水性ボールペンです。
高級筆記具ブランドとして有名なパーカーですが、
「ベクター」は毎日使う筆記のパートナーとして、
使いやすさに特化したシリーズです。
水性インクのリフィルは、約1.0mmの中字のペン先を採用していて、
厚手の用紙でも、ゆったりと流れるような筆記が可能です。
真鍮製のボディとキャップに対し、
ペン先の首軸部分はプラスチック製のスケルトン素材が使用されています。
パーカーらしい、高級感のあるデザインとカラーリングに
異素材を組み合わせることで、
スタイリッシュで現代的な印象です。
メモ書きからビジネスシーンまで
幅広く活躍してくれそうです。
最後に紹介するのは、
ドイツのハイデルベルグで創業したステーショナリーメーカー、
Kaweco(カヴェコ)の「スペシャル ボールペン」です。
レトロな雰囲気のある「スペシャル」シリーズは、
1930年代の事務用ペンシルをイメージしてデザインされています。
スリムなボディは8角形軸になっていて、
筆記時に指先にフィットします。
手に取るとしっかりとした重量感があり、
筆圧をかけなくてもスムーズな筆記が可能なため、
長時間使用する場面でも活躍します。
天冠には、カヴェコの創業者である
コッホ(Koch)とウェバー(Weber)の2人のイニシャルに
Companyを足して作られたブランド名「Kaweco(カヴェコ)」の
エンブレムが入っています。
どこか懐かしい佇まいながらも、
高級感と実用性を兼ね揃えた、
その名の通り「スペシャル」な1本です。
コレクション
スペシャル ボールペン
※完売
ペンは、いつも身近にあるもの。
自分を表現するツールにもなる、特別な1本を選んでみませんか?
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