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Delfonics Book Delivery

MOMENTS / JUN MIYAKE 三宅純と48人の証言者たち

「デルフォニックス ブックデリバリー」では、
デルフォニックスが注目している本をお届けします。

今回は、デルフォニックスのデザインディレクター佐藤達郎も
注目してきた人物の一人、型にはまらない音楽家である
三宅純を深く知ることができる書籍を紹介します。

ドキュメンタリーのように体感できる一冊

リオ・オリンピック閉会式における『君が代』のアレンジや、ヴィム・ヴェンダース監督作品『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』でのアカデミー賞ノミネートなど、世界で活躍する音楽家・三宅純の華々しいキャリアをドキュメンタリーのように体感できる一冊です。全音楽キャリア、全作品を網羅したディスコグラフィーはもちろん、三宅純本人のロング・インタビュー、素顔を知る関係の深い48名の証言を収載。日本語、英語で綴る日英バイリンガル仕様で、248ページオールカラーで楽しめます。


PHOTO by BISHIN JUMONJI
型にはまらない音楽家、三宅純

1958年生まれ。ジャズ・トランぺッターの日野皓正に見出され、18歳でニューヨークへ行き、ジャズマンとして音楽キャリアをスタート。トランペット、ピアノ、フリューゲルホルンなどの楽器の演奏家であり、CMや映画など世界各国のサウンドトラックを手掛ける作曲家でもあります。『Stolen from Stranger』(2007年)以降、パリに移ってから発表したアルバム5枚のうち4枚がドイツの音楽批評家大賞を受賞。2022年12月14日に最新作『Whispered Garden 2LP+POSTER+POSTCARD』のLP盤をリリースするなど、現在も音楽界で活躍し続けています。

素顔を知る48人の証言者たち

本書では、映画監督のヴィム・ヴェンダース、ジャズ・トランペッターの日野皓正、コンテンポラリーダンスのピナ・バウシュ舞踏団のダンサーや音楽監督、『AKIRA』を手がけた大友克洋、ミュージシャンの椎名林檎らをはじめとした、三宅純の素顔を知る48名が語っています。三宅純がもたらした新しい音楽やストイックな音楽家としての一面だけでなく、丁寧ながらテンポよく仕事を進めていくところや服の着こなしなど、自然体で人間味を感じられる一面も証言。彼を深く知ることができる貴重な一冊です。

三宅純とデルフォニックス

2011年、デルフォニックス パリ・ルーヴル店のオープニングレセプションでの出合いをきっかけに、デルフォニックスでは三宅純に注目してきました。2012年にデルフォニックス 渋谷のギャラリーで『ピナ・バウシュが愛した音楽家 三宅純』と題した企画展を開催。2014年に、季節の移り変わりに合わせた楽曲を提案していたDELFONICS MUSIC SELECTIONでも作品を紹介しました。デザインディレクター佐藤達郎とは、プライベートでの交流を含め、親交を重ねてきました。本書をきっかけに、三宅純の音楽にも触れる機会となれば幸いです。

佐藤達郎「Voyageur 地中海の文具島」
2012.6.27 三宅純の伏線 より

まだデルフォニックスを立ち上げる以前の1980年代半ば、東京の麻布にできた「ボヘミア」というジャズクラブによく出入りしていた。

当時の自分にとって、日本のライヴハウスで聴けるジャズが古くつまらないものになりかけていたところ、唯一この店で新しいジャズのスタイルを感じ取ったのだった。そこは今までどこにもなかった、新しいタイプの店だった。(中略)

そして2011年12月、デルフォニックス パリ・ルーヴル店のオープニング・イベントの際に、三宅氏と出会うこととなったのだ。僕はそこで初めて、当時のボヘミアのブッキングを手がけていたのが三宅氏だったことを知った。「あれをやっていたのが 三宅純だったのか!」と心の中で深くつぶやいた。(後略)

続きはこちらからご覧ください 「Voyageur 地中海の文具島」三宅純の伏線

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世界で活躍する三宅純。楽曲提供したカルティエのキャンペーン「Cartier Tank Française: directed by Guy Ritchie」が2023年1月に公開されています。ぜひ、音楽とともに動画をご覧ください。

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