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2018.11.12 redfriesコラボレーション記念インタビュー
「私はフライドポテトが大、大、大好きなんです」


スタイプ(写真左)とダニエラ(同右)という2人組のグラフィックデザイナーユニット、redfries(レッドフライズ)。デルフォニックスとのコラボレーションを機に、これまでの彼らの仕事や拠点としているドイツの街のこと、そして今回のコラボレーションの感想をメールインタビュー。ダニエラが、質問に答えてくれました。

Q. redfries(レッドフライズ)として活動を始めたのはいつですか?

2014年7月に、オンラインショップの開設と最初のredfriesグリーティングカードコレクションをリリースしました。当時、redfriesは個人的なプロジェクトとして立ち上げましたが、その後2016年に初めて国際的な見本市に出展しました。

Q. お二人で、redfriesとして活動することになった理由は?

スタイプと私はビジネスだけではなく、私生活においてもパートナーです。15年来、一緒にグラフィックデザインの代理店を経営しています。彼との共同作業はとてもスムーズで、一緒にredfriesを始めることになったのもごく自然な流れでした。

Q. 現在も、redfries以外の活動は継続されているのですか?

デザイン代理店は現在も運営していますが、役割を分けました。スタイプが経営管理を、スタイプの兄弟は私が受け持っていたクリエイティブなパートを担っています。こじんまりした家族経営の会社といったところですね。私はしばらく前からredfriesのみに集中しています。スタイプが仕事の手配や見本市でのサポートをしてくれます。

Q. redfriesという名前の由来も教えてください。

これは一番よく聞かれる質問ですね(笑)。私はフライドポテトが大、大、大好きなんです。小さい頃から本当に大の好物です。また、好きな色が赤なので、「フライドポテト」と「赤」を組み合わせてredfries(レッドフライズ)。幸いドメインも空いていましたし、ロゴも自然と生まれました。

Q. 仕事場の写真を拝見しましたが、とても素敵ですね。

ありがとうございます。気に入っていただけたなら嬉しいです。半年前からオフィスの改装を始めて、ほぼ完成というところですね。特に重要視したのが、機能性に富んだ仕事部屋という点です。例えば、通常のデスク以外に立って仕事をするための机も用意しています。また、スタジオをショールームとしても活用できるように製品もディスプレイしたほか、デザイン、美しい材料、心地良さと植物にもこだわっています。

Q. 仕事場がある、レーゲンスブルクの街の魅力を教えてください。

レーゲンスブルクは、ドイツ南東部に位置するバイエルン州の小さな街で、スタイプと私の生まれ故郷でもあります。2006年にはユネスコの世界遺産に登録され、中世の建物や細い小路、石橋や大聖堂が有名です。私たち二人はレーゲンスブルクを愛しています。とても居心地がいい街です。魅力にあふれ、賑やかな一方で、少し離れるだけで自然に触れることができるので、英気を養うことができます。そういった環境が生活の質を高めてくれます。

Q. ドイツのクリエイティブシーンにおける現在のトレンドを教えてください。

ドイツでは、数年前からレタリングとタイポグラフィが人気を博しています。そういったものを取り入れていたり、講習会を開いたりしているクリエーターがたくさんいます。このトレンドがさらにバレットジャーナルとして発展し、ノートを自分仕様のカレンダーとしてカスタマイズするようになりました。それに合わせて、多種多様なペン、シール、スタンプなどの人気も高まっています。redfriesでもシールをリリースしました。

Q. 一方で、日本のクリエイティブシーンにおいて興味を持っていることはありますか?

日本の現在のデザイントレンドが気になりますね。グリーティングカードにおいて高級用紙がどのような役割を果たしているか、また、現在日本でも活版印刷やシルクスクリーンのような印刷技術が注目を集めているかどうかにも興味があります。

Q. SNSからは、お二人とも文房具好きなところが垣間見えます。

文房具に対する情熱は、すでに幼い頃からありました。すぐそこの角に「Krakowitzer」という文房具屋さんがあって、お小遣いをあるだけ握りしめて通っていました。シール、ペン、絵画用品など、ありったけ文房具につぎ込んでいましたね。なぜといわれても困るのですが、靴に囲まれて幸せを感じる人がいるように、私は文房具に囲まれると幸せな気持ちになれるんです。幸運なことにスタイプもこの情熱を分かち合ってくれます。

Q. 現在最も注目している文房具は?

実際に毎日使っているのは、redfriesのToDoリスト、ショッピングリスト、ウィークリープランナーです。日常的なタスクの整理にこれらの製品を使っています。デジタルツールを使うことも可能でしょうが、私にとって紙製品はなくてはならないものです。

Q. 今回のコラボレーションの感想を教えてください。

コラボレーションの話が決まる前からデルフォニックスの大ファンだったので、一緒に仕事ができること、コレクションを発表できることがとても嬉しく、光栄に思います。当初から波長が合い、コミュニケーションも円滑で連携も非常にスムーズでした。

Q. アイテムの中で1番のお気に入りは?

マスキングテープが特にお気に入りです。redfriesのモチーフがぴったり合っていると思います。日本が作るテープは最高の品質で、このマスキングテープは本当に素晴らしいの一言。

Q. 最後に、redfriesとデルフォニックスのファンの皆様にメッセージをお願いします。

スタイプと私は3年前に東京と京都を訪れました。この旅行で、私たちは日本と日本の人々にすっかり魅了されました。ファンの皆様すべてに感謝の気持ちをお伝えしたいです。redfriesのデザインを気に入ってくださったり、インスタグラム(@redfries)をフォローしてくださったり、redfriesの製品を購入してくださったりして支えてくださるすべての皆様に、心から感謝しています。

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